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先日、親父の家の完全水抜きをする事になったが、これが一筋縄ではいかなかった。配管が水抜き実施するようには考えられていなかったのだ。 ようは、ピット内の配管で排水をするようになっていなかったのだ。 蛇口の所で水を抜いても床下やピット内にある管の中に水が残る。これもちゃんと排水しないと凍結・破裂する可能性が残ったままになる。 そこで、今回はこの残った水を排水させるために、配管途中に排水口をつける事にしたのである。 ![]() ピット内に新設した排水バルブ(1) 作業は会社の人にお願いしてやってもらったので工賃は掛からなかったが、これを業者に頼んでいたら幾ら取られるやら・・・次があれば自分でできる程度の作業だった。 現在はバルブにホースを繋いでバケツに行くようにしてある。 ![]() ピット内に新設した排水バルブ(2) 思うに、本来なら、建てた時に、水抜き用の配管を入れてもらい、その排水もバケツではなく屋外とか浄化槽に直接行くようにすれば、バケツが溢れる心配もないし、水を捨てる手間もない。 設計・建築時にこれ位の設備を付け加えても増える予算は微々たるものだ。始めからやっておけば、いざと言うときの水抜き作業が楽になる。寒冷地では必要不可欠の設備では無いかと思うのだが・・・ この住宅は床暖房なので、常時暖房をONにしていれば凍結の心配はないが、誰も住んでいない家に暖房を入れるほど裕福でも無いし、停電等で電気が切れれば暖房用ボイラーも止まるわけで、短時間ならしのげるかもしれないが、長時間の停電で家が冷えた場合に凍結する可能性も消えない。 我が家の場合はどうなっているかと言うと・・・ ![]() 我が家のピット内の排水バルブ 新築時からこのようなバルブを付けておけば、いざ水抜きをしようとするときに楽なのだ。 我が家の場合の問題は、排水口からコンクリートの床面までが6センチほどしかなく、水抜きをする場合、排水口の下に巨大なバットを敷かないとピット内が水浸しになる。 希望としてはこの排水口にパイプか何かを繋いで浄化槽かピット外に排水できるようにしておいてくれればパーフェクトだったのだが・・・ ※注意:完全に水抜きをするには、配管内の排水はもちろん、ボイラー内の排水、風呂釜内の排水や洗濯機内の排水、排水トラップや便器への不凍液注入など多数の作業が必要になる。自分で実施する場合は、設備業者に一通りやり方を聞いてからやる方が無難だろう。 【 結論 】 設計時に水抜き用排水設備は、実際に作業をする時の事を考慮に入れて、設置すべし! これを読んだあなた! 良い機会ですから、いざと言う時の為に、ご自宅の水抜きの仕方を確認してみては如何? |
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2014.1.22 美里のド素人 |
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